菜の花の沖

 

 

 

『菜の花の沖』の3巻を読みました。

 

 

 嬉しいことに、ちょうど菜の花の季節です。

 

 

第3巻P207。巨船を造り上げ、兵庫の浦に戻ってきた嘉兵衛。

 

和船の雛型を七宮神社に奉納します。

 

 

 

「嘉兵衛は、大きな桐の箱を伝馬船にうつさせた。出羽の土崎でつくった

 

辰悦丸の雛型で、これを上陸後早々まっすぐに七宮明神へ行って奉納する

 

つもりであった。

 

・・・・・・・・(略)・・・・・・・

 

上陸後、嘉兵衛は多忙であった。まず七宮明神へ行って辰悦丸の雛型をおさめ、

 

その足で北風家の裏口を入って、当主の荘右衛門にあいさつした。」

 

 

 

 

 

 

小説の中で、船の雛型を

 

奉納するという場面がでてきます。

 

 

 

船の模型や船絵馬を奉納したのは、

 

航海の安全を祈願するためです。

  

 

北前船をはじめ多くの和船が瀬戸内を航行し、海運業が繁栄していた江戸時代に、

 

御船奉行により明石藩船図額が、

 

西島村の川崎久左衛門により大型大和型船の模型が、

 

住吉神社に奉納されました。

 

 

 

 

江戸時代に航海の安全を願って奉納をした方々の想いが

 

『菜の花の沖』を読みながら、伝わってきました。