菜の花の沖

 

『菜の花の沖』司馬遼太郎

 

 淡路島出身の高田屋嘉兵衛のお話です。

 

 

 

 

全6巻のうちの

 

3分の1ほどを読み終えました。

 

 

 

 

 

 

7年ほど前から気になっていながらも、

 

長編のため躊躇して読んでいなかった小説。

 

 

 

 

船の上で働く人たちの、「海への畏れ」が伝わってくる本でした。

 

 

 

 

 

第1巻P33~では住吉さんについても触れられていました。

 

『「住吉さんはどうなる」 嘉兵衛がいった。

 

都志川の河口の同じ砂嘴に、金毘羅権現だけでなく、

 

住吉明神もまつられているのである。住吉明神は日本古来の海の神で、

 

インドからきた神ではない。ともかくもどの漁港もそうであるように、

 

都志の浦も、海の安全をまもる神々でかためられている。

 

「住吉さんは、海で働く者をまもるために鎮座せられている。……」』

 

 

 

 

 

第2巻では、 

 

「世間で船のことを、板子一枚下は地獄というのは、あれは本当のことじゃな」

 

と言った弟の善兵衛に、

 

「板子一枚下を思うな。板子一枚上は極楽と思うようになったときに、

 

お前は武者じゃ」と主人公の嘉兵衛は言います。