神道の名言

 

 

民のため世のため祈る神わざのしげき御国はなほぞ栄えむ

 

                      ~ 度会常良・続後拾遺集 ~

 

 

 

 国民が安楽に暮らせるよう、また世の中が平和であるようにと祈るのが、

 

神社の祭の本旨である。この祈りの心が一人よりも二人と多くなり、

 

集結されることは、国民も社会も、安楽と平和の社会生活を望む声の昻まりを

 

示すもので、神社の祭の目的はそこにある。

 

 「神わざ」とは神に奉仕することであり、誠を捧げることである。

 

祭が仕え奉ることであり、誠を捧げることであるのと同様である。

 

国民社会の幸福を祈る祭が盛んに行われねばならぬ道理がここにある。

 

 年中行事がお正月から始まって、十二月に終り、一年中、同じような祭が

 

繰りかえされるのは、人は祈りに明けて、祈りに暮れ、始終一貫、誠の道を

 

歩まねばならないからである。我が国が古来、神事を第一とした理由は

 

国民・社会の幸福を第一としたものに外ならない。